少女マンガ雑誌・マーガレットのロゴが変わったぞ!

マーガレットといえば中学生から高校生くらいの女子が愛読する老舗少女雑誌ですよね。古くは「アタックナンバーワン」や「エースを狙え」「ベルばら」などの名作がありますが、そんな老舗雑誌マーガレットも2016年1月号からロゴが変わりました。どう変わったのか今までのマーガレットを振り返りながら説明したいと思います。

だいぶ昔のマーガレット 1963年4月創刊号

さりげなく連載陣にいらっしゃる大巨匠・わたなべまさこ氏。
マーガレット創刊号

photo by cinra.net

マーガレット 1970年代

人気の連載作品が表紙に大きく出ていたりと、今の漫画雑誌の形に近いです。タイトルロゴは前デザインを踏襲したままどんどん太くなっています。
マーガレット1970年代

マーガレット 1980年代

タイトルロゴがさらに太くなりました。
マーガレット1980年代

マーガレット 1992年

「花より団子」の連載が始まりました。タイトルロゴは一部角が取れて丸くなったり、いろいろ試行錯誤していたようです。
マーガレット1992年

マーガレット 2000年

「パフェチック」とか懐かしい…。タイトルロゴは角を尖らせ傾斜がついています。
マーガレット2000年

マーガレット 2005年

そういえば上戸彩主演のアタックナンバーワンのドラマありましたね。タイトルロゴは前ロゴの形は踏襲しつつ、鋭利な角がとれました。
マーガレット2005年

マーガレット 2009年

「メイちゃんの執事」ドラマ化の年。この頃からタイトルロゴの形は柔らかい丸さを帯びるようになりました。この年以降ロゴに変化は見られません。
マーガレット 2009年 4/5号 [雑誌]

マーガレット 2015年 11/5 号 [雑誌]

マーガレット 2015年 12/5 号 [雑誌]

そしてマーガレット 2016年______。

!!?一体何が起こったというのか!
マーガレット 2016年 1/1 号 [雑誌]

2016年からBALCOLONY.が雑誌デザイン+ロゴデザインを担当する事に!

深夜アニメを見ている人にはなじみのあるデザイン会社BALCOLONY.。アニメDVDのパッケージから公式サイトまで媒体問わずデザインを手がけていますが、雑誌系では、ヲタク向けのマンガ雑誌「コミック百合姫」「まんがタイムきらら」「コミックキューン」「月刊ComicREX」などを作っています。最近では「月間アフタヌーン」「デザート」も担当しているようです。

幅広いですね。
そしてマーガレット系では、別冊マーガレットの増刊号「bianca」も担当しておりました。

コミックキューン 2016年1月号

アフタヌーン 2016年 01 月号 [雑誌]

デザート 2016年 01 月号 [雑誌]

bianca (ビアンカ) volume.3 2013年 06月号 [雑誌]

BALCOLONY.デザインの傾向

BALCOLONY.デザインの傾向は、太らせた丸みのあるゴシック体を好んで選び、違う色を画面にまんべんなく配置するポップで明るいデザインが得意な印象です。
これまで手がけた雑誌も、細部の文字にデザイン書体を使っていたり、画面に詰め込む要素を削って絵と文字を見やすくし、どちらかといえばポスターに近いデザインです。

マーガレット 2016年 1/1 号 [雑誌]

マーガレット新ロゴ
改めてロゴを見ると、前ロゴの面影が残っています。大きく変わったのは「ー」がくるんと丸まった所でしょうか。文字間は大分余裕ができました。

そんなBALCOLONY.に、マーガレット編集部がデザイン依頼した理由とは?

憶測でしか言えませんが、「別冊マーガレット」が背景にあるのではないかと思います。

理由1・発行部数の問題

マーガレットのライバル紙といえば「別冊マーガレット」。こちらは近年連載作品がバンバン実写映画化&アニメ化されており、「俺物語!!」「オオカミ少女と黒王子」「アオハライド」など有名タイトルを多く抱えております。

別冊マーガレット 2015年 12 月号 [雑誌]

元々はマーガレット派生で創刊された雑誌でしたが、JMPAマガジンデータで公表された2015年7月~9月の女性コミックの発行部数は、

マーガレット 49,000部
別冊マーガレット 205,000部

と、大分差が開いてしまっているようです。このままマーガレットが下がり続ける場合、別冊マーガレットに吸われる形で統合なんてこともあり得るかもしれません。

yurihime
BALCOLONY.は「コミック百合姫」をリニューアルさせた実績もあります。

ヲタク系デザインが得意な会社に任せる事で、再び中高生の若い世代に手に取ってもらい、今まで大人しすぎたマーガレットにパンチを効かせるべくリニューアルに乗り出したという流れではないでしょうか。

理由2・少女漫画の印象が業界全体で薄い

突然ですが、ライバル紙「別冊マーガレット」のデザイン担当はあの川谷デザインです。
君に届け (1) (マーガレットコミックス (4061))

きょうは会社休みます。 1 (マーガレットコミックス)

別冊マーガレット 2016年 01 月号 [雑誌]

別冊マーガレットロゴ

川谷デザイン

川谷康久氏率いるデザイン集団。マーガレット系、りぼん等、数多の少女マンガコミックの装丁デザインは大体この事務所が行っており、手がけたマンガは軒並み売れまくるのです。
「別冊マーガレット」のロゴ&雑誌デザインも手がけています。
他にも成人女性向けマンガ雑誌の「Kiss」や講談社系少女マンガレーベルの「フラワーコミックス」に加え、最近では「花とゆめ」も担当し始めているようです。

しゅごい…大手少女マンガ連載誌の宝箱や!

川谷デザインが極細な明朝体だとすれば、BALCOLONY.はぶっといゴシック体。
「別冊マーガレット」「マーガレット」の2段構えで人気アートディレクターを据え、今までコミック業界の中でも薄すぎた少女漫画の印象を新しく改革する事も編集部の意図の中にあるのではないかと思います。

別冊マーガレットデザイン:川谷デザイン
新生マーガレットデザイン:BALCOLONY.

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